初のニューバランススニーカーを購入いたしました。
今までニューバランスって敷居が高いイメージ(実際にUSA/UKモデルなどは高い)と数々の名作があり、どのモデルを選んでいいのか分からずでした。
とりあえずニューバランスだったら何でもいいっていうことはなく、本当に自分が気にいるモデルが欲しいなと思ってはいました。
そこで初めてのニューバランスに選んだモデルはM992(ビームス別注のホワイト)です。
前回紹介したビルケンシュトックの別注アリゾナに続き、ビームス別注のアイテムを購入しました。
ビームスで購入するのは初めてなので、ビームスのファンとかそうゆうことではありません。ただただ良い別注アイテムだったということです。
M992と990シリーズについて
NEW BALANCE M992といえば、「幻のモデル」と呼ばれています。
2006年にニューバランスの生誕100周年を記念して発売されて以来、復刻モデルが発売されることがなかったM992。
さらに、アップルの創業者「スティーブ・ジョブズ」が愛用していたことも、このモデルの価値を高めているエピソードの1つ。
今回購入したM992は900番台のモデルで、オンロード向けのシリーズで1982年に最初のモデル「M990」が発売されました。
990番台のスニーカーのキャッチコピー「1000点満点で、990点。」はとても秀逸な表現で、当時満を持してリリースした900シリーズへの品質の高さとニューバランス社の自信がうかがえます。
990番台は前期のモデルはクラシックなデザインで徐々にハイテクで現代的なモデルがリリースされていきます。その中でもM992はバランスの取れたモデルかなと思います。
決め過ぎないデザインだけどロゴや各パーツの装飾に他のモデルにはない高い美意識を感じるのがM992だと思います。
スティーブ・ジョブズが愛用していたのもこういったところに惹かれたんじゃないかな、なんて思ってます。勝手に。あくまで勝手に、、、
別注モデルのM992 EX
今まで、一度も復刻されたことがなかったM992ですが、2020年は復刻ラッシュなんですよね。
2月と4月にニューバランスから2006年の復刻モデルが発売されました。カラーはグレーとブラック、そして新たにベージュが追加されました。
5月にはビームス別注の「M992 EX」。今回購入したモデルですね。
そして6月には「WTAPS」との別注モデル。WTAPSは世界的にも人気が高まっている東京のストリートブランド。得意のミリタリーを絶妙に組み合わせたデザインは唯一無二のモデルとなっています。
そしてニューバランスのカスタマイズサービス「NB1」にもM992モデルが登場するなど、2020年はM992がフューチャーされています。
M992 EXの特徴を見ていきましょう。
まずは全体的な見た目から。
オンロード向けに開発されたの990シリーズは、アスファルトに馴染むように定番色をグレーにしているそうです。
そんな中でライトグレー・ベージュ・ホワイトで構成されたこのモデルは珍しいカラーのモデルとなります。
流線形のフォルムがなんとも美しい。
「美しい。」ただただ、この一言が出ました。かかと側からつま先に向かうナチュラルな流線形のフォルム。
M992って綺麗なデザインであることは間違いないんですが決して無理をせず、ハイテクに寄らず(デザイン的に)なところがいいです。
もう1つこのモデルのポイントがあります。アウトソールが白のモデルって現在HPにラインナップされているUSA/UKモデルの中には一足もありません。過去のM992の中でも出ていないのです。
ちなみに僕がビームス別注のこのモデルを購入した一番大きな理由がここかもしれません。
インソールにも抜かりなく
ベージュのインソールに白色でロゴがプリントされています。普段履いていると見えないですが、統一感を意識したカラーリングがいいですよね。
ABZORB SBSとUSA
このヒールに刻まれた"USA"が抜群にかっこいいですよね。
あと、その下のクリアなところ(なんて名称か分かりません)とそこに配されたnew balanceのロゴがソールまでの間を埋める役割をしているので、間延びせずに締まって見えます。
そしてミッドソールの「ABZORB SBS」。地面からの衝撃吸収性に優れ、安定感と反発性が歩くことをサポートし疲労軽減に繋がっています。
丸っこいゴシックでプリントされた「992」
992は993と似ているといわれることもありますが、モデル名のプリントが992は丸みのあるゴシック体で、993は筆記体でプリントされています。
ロゴなどの書体などと統一感があるのは992のゴシック体の方。この辺りは完全に好みにはなりますが、個人的には、"統一感"は重視するポイントなのでM992の方が好みです。
フィット感を出すなら「ヒールロック」
ヒールロックと呼ばれる靴の結び方で、ニューバランスのスニーカーの中でも最上部の靴の通し穴が2つあるモデルで使われる紐の通し方です。
ハーフサイズからワンサイズほど大きめに履く方が多いニューバランスのスニーカーをしっかりとフィットさせるときにこのような結び方をします。
結び方は「ニューバランス 紐 結び方」などで検索してみてください。
ただ、ヒールロックで結ぶとシュータンにプリントされた992のモデル名が隠れてしまうので、この結び方をしない方もいるそうです。
洗練の証。小さなNロゴは魅力的
ニューバランスのスニーカーには992のようにロゴが小さく入っているモデルと996などの大きく入っているモデルがあります。
大きく入っていモデルの方がニューバランスっぽくレトロでクラシックなイメージがあります。
しかし、小さく入ったNロゴもシャープでよりミニマムな雰囲気が出ます。小さいNロゴはモデル数も少なく希少性は高いといえるでしょう。
丸みのある切り替えがバランス良く見える。
M992のアッパーはメッシュとレザー(スムース・スウェード)の三種類の素材で構成されています。
丸くカットされたメッシュ部分に柔らかさを感じます。このモデルは、直線的なラインが少なく素材の切り替え部分はゆるく弧を描いているのでハイテク感が中和されています。
滑りにくいアウトソール
グリップがしっかりと入っていて安定感があります。992のアウトソールは厚みもかなりあるので地面の衝撃も吸収してくれそうです。
まとめ
幻と呼ばれたM992のビームス別注の復刻モデルはいかがだったでしょうか。
あくまでベーシックなデザインに落とし込みながらも他のモデルと異なるカラーリングなど価値のある一足なんじゃないかなと思います。
もちろん、今回ご紹介のモデル以外も大変素晴らしいデザインなのは間違いなしです。そして、ニューバランスには数々の名作がアーカイブされているので皆さんの推しの一足を見つけていただきたいです。
個人的に、一足だけという条件付きで選ぶならバランスの良さ・希少性の高さ・履き心地のクオリティを考えておすすめしたいのはM992のモデルです。