TATEO PAPER SHOW 2018「precision/精度を経て立ち上がる紙」
株式会社竹尾が手掛ける紙の展覧会で、1965年から開催され今年で48回目となります。
今回のアートディレクションをされているのは田中義久さんです。
国内外の写真家の写真集などのブックデザインを数多く手掛けているグラフィックデザイナーです。
そして自身も彫刻家の飯田竜太氏と「Nerhol(ネルホル)」というアートユニットを組みアーティストとしても活躍されています。
タイポグラフィを中心とした今回のペーパーショウの一連のグラフィックがものすごく綺麗です。
「precision」ホームページ画面、PC表示時
「precision」ホームページ画面、SP表示時
めちゃくちゃ綺麗です。
precisionのひとつひとつの文字が画面をスクロールする事で動くのです。
こちらは原研哉さんの作品で、紙にレーザーで無数の穴を開けています。
この作品は日本デザインセンターから独立し、三澤デザイン研究室の室長として活動される三澤遥さんのものになります。
紙に金属混ぜ合わせることで生まれる今までの紙には無かった様々な動きをみせています。
こちらは今回のアートディレクションを務めた田中義久さんの作品になります。
和紙を用いて様々な土地の土を表現されています。
こちらは大阪を拠点に活動されている原田祐馬さんの作品です。
一度使用された紙をミキサーで細かくし再度、紙の形に戻しその風合いの違いを表現しています。
この紙の包装紙に印刷されているキャプション等のデザインがすごくカッコいいです。
展示会などイベント毎やショップでは商品や作品そのものの魅力や価値などを当然見ているのですがこういったサブに位置する部分の空間構成やデザインに対して商品や作品以上に見てしまうことがあります。
今回の「precision」は、当たり前のことなのですが、作品以上にサブの部分のグラフィックや空間構成がデザインされていてすごいです。
自分の文章力が無さすぎて公開する事をためらってしまいます。