先日、メイクアップアーティストをしながらフリーランスでヘアメイクの活動をされているアヤさんの作品撮りに参加させていただきました。
モデルさんは事務所に所属されている華央さん。多分、モデル事務所に所属されている方を撮影するのは初めてになります。アジアンな雰囲気が漂う身長が高くスタイルの良いモデルさんです。
スタイリングは、まだ僕が学生だった頃に一度撮影をさせていただいた「ALTERNATIVE TEXTURE」というブランドをされているマコさんが担当されていました。
今回の撮影では、FUJIFILM X-E2とXF56mm F1.2Rのレンズで撮影をしました。普段はXF23mm F1.4Rのレンズしか持っていないので、富士フィルムのレンタルサービスでXF56mmをレンタルして撮影をしました。
テーマはアジアンモード
モデルさんがアジアンな雰囲気があるのでヘアメイクとスタイリングはチャイニーズとモードを取り入れていました。
アジアンモードな世界観をどう撮影するのか。
ここが難しいところで不安がありましたが、建物の雰囲気や背景を見ながらシンプルな構図でありながらもアジアンな要素を加えることを意識しました。ちなみに撮影は心斎橋・アメリカ村の外れにあるビルで行われました。
そして、モデルさんのポーズも重要で手の位置や顔の向き・角度などによって見え方が全然違ってきます。ポーズは微妙なニュアンスを伝えることが難しいです。
しかし、KAOさんは次々に絶妙なポージングを繰り出してきます。僕の頭の中では具体的に言葉で起こすことができないポーズの数々。それらをさらっと形にしてくれます。自分の中でもっと具体的にモデルさんに伝えられるようにしなくちゃいけないなと思いました。
今回、XF56mmをレンタルしたのですがそれには理由があります。単純にXF56mmがポートレイトに適したレンズであるということがひとつ。
そして、もうひとつの理由は僕の感覚ではありますが、今回のモデルさんのようにアジア系のお顔立ちの方を撮影する際は、標準もしくは中望遠などの焦点距離のレンズを用いて撮影する方が相性が良いと感じています。
一概にアジア系のお顔立ちの人というわけではありませんが。
事前にモデルさんのコンポジットを見たときに手持ちのXF23mmよりXF56mmの方がモデルさんの良さを引き出すことができそうだと感じました。
ローカルアジアってこんな感じ?
ビル内での撮影後、非常階段に出ました。
そこにはローカルアジアな雰囲気が感じられるビルとビルの狭間でした。
モデルさん、ヘアメイク・スタイリングを見たときに感じた求めていた背景です。気持ちが上がり少し撮影テンポが早くなっていた気がします。
非常階段での撮影では富士フィルムの純正フラッシュ「EF-20」を使用しました。
EF-20はオート発光ですが光量調節が5段階あるので、最小に設定すれば直当てでも使用することが出来ます。
初めての作品撮りに参加してみて
今回、ヘアメイクさんの作品撮りに初めて参加させていただきました。それぞれの方がプロとして活動されているのでその中で撮影できたことは良い経験となりました。
今後もヘアメイクさんやスタイリストさん、モデルさんの作品撮りの機会があれば撮影していければなと思っています。
ヘアメイクやスタイリスト、モデルなどをされている方で作品撮りのカメラマンを探しておられましたらお気軽に誘っていただければと思います。